スーサイド×バンビ [ざっくりハイボール][世界のみんなに聞いてみた]・・・その時歴史は動いた。熱湯風呂デビューを果たした千原ジュニアが語る、熱湯風呂の神・出川哲朗。
なぜに?こんな番組で?と思ったのは、自分だけだろうか。
TBSの水曜深夜に放送している「世界のみんなに聞いてみた」は、国分太一が司会で、外国人パネラーと世界の様々な文化についてトークなどをするバラエティ番組。
日本人ゲストは固定ではないようですが、千原ジュニアと伊集院光が出演しているのをよく見かけます。その日は、その2人に加えて出川哲郎も出演。
いちゲストとして出演しているジュニアさんの姿が今となっては珍しく、個人的には「Qさま!」以外で伊集院さんを見る機会もあまりないので、なかなか貴重な番組に思います。外国人と討論するような一見ありがちに思える番組の印象と、時間帯の微妙さで認知度は低い気がしますが、見てみるとこれが意外と面白いのです。
先日、テレ東の番組「ざっくりハイボール」勝手に表彰状の企画で、ジュ� �アさんが(「世界のみんなに聞いてみた」で)熱湯風呂に入った時のことを話していました。
芸歴22年で初めての熱湯風呂に入り、そこで共演した"熱湯風呂の神"こと出川さんに感謝したい、というもの。
最初はこんなに大げさに取り上げるつもりはなかったのですが、番組を見直してるうちに確かに歴史が動いた・・・!ような気がしてきました。
今回は敢えて、ジュニアさんが語った話の後に、実際に熱湯風呂に入った番組の様子を書き起こすという順番でまとめてみました。
|テレビ東京 毎週土曜 深夜 1時20分〜
|ざっくりハイボール
2月25日放送より
勝手に表彰状 【 芸歴22年ジュニアが先輩芸人に感謝 】
外国人パネラーに日本の罰ゲームを受けてもらうことになり、熱湯風呂が登場。
出演者には打ち合わせ済みの流れだったが、お手本を見せてもらおうということに。
(以下「 」内は、千原ジュニア)
この日は、楽屋で出川さんが海パンを選んでいる所も見ていたという。(笑)「太一君が、ボケで、「熱湯風呂と言えば・・・ねえ、ジュニアさん!」って言うて、俺にフッてきたんですよ。」
気づいたら、ピンマイクを外していたジュニアさん。「俺、22年間、熱湯風呂やったことないんですよ。「なんで俺がやらなあかんねん!」って言いつつ、なんで俺は、熱湯風呂をしなくていい芸人というか、熱湯風呂をしなくていい枠に、いつなったの?と。」
ただボケたつもりの国分さんも、それを見て驚いている様子だったが・・・
すると、日本のバラエティを普段から見てる外国人パネラーたちも「赤パン、見れるの?」とざわめき出す。「今日は脱ぐ予定もなかったし、そんなんちゃうねん!」と言いながら、赤パン以外持っていないというジュニアさんは、脱いだら当然の赤パン!(笑)で、赤パン一丁で初めて熱湯風呂することに。「俺はもう、そこでやめるのも、芸人としていかがなもんやっていうんで。「なんでやねん!」って言いながら俺、服脱ぎ出したんですよ。」
困惑しながら、この人に聞くしかない!となる。「初めて階段を昇るわけですよ。熱湯に向かう階段を。昇って、お風呂のフチに手を置くんですけど、この瞬間・・・全くどうしていいかわかんないんですよ!やったことないから。」「熱湯風呂ってどうやって入るんの!?右足から?左足から?」
フチを持ったら手が滑るというやり方で、無事に熱湯風呂のくだりをやり終えたジュニアさんは、出川さんについてこう語る。「「出川さん、どうしたらいいんですか?」って。ほんなら出川さんが、「ジュニア、手が滑るから気をつけろ。」・・・手が滑んねやー!!!!と思って。そうなんや!熱湯風呂って、フチ持ったら手が滑ることになってんねや!!」
どのように生きる方法を示してくれる人
あの時、出川さんに教えてもらわなければ、未だにTBSで赤パン一丁でフチに手をかけたままだったかもしれないと。(笑)「言わば神様ですよ、熱湯風呂の。日本で一位ということは世界で一位ですよ。世界一位なら、それこそ初めてサッカーをやるのに、俺はペレ(サッカーの神)に教えてもらったみたいなことですよ。」「神様に熱湯風呂を教えてもらったんですよ。」
そして、初めて熱湯風呂を経験してわかったという、驚愕の事実を語る。「凄いのはその後、神が・・・登場して。言うたら、イレギュラーの俺がやって、それはまあ盛り上がりますよね。その後、出川さんが熱湯風呂やるってそのままじゃないですか。それが、さらにウケますからね。」「もう神がいかに凄いかっていう。」
関心する一同。が・・・「耳、全く聞こえてないんですよ。水でザバーンやから。」「だから、出川さんとか、ウケてるかどうかわかってないんですよ、あれ。後でオンエア見て、ウケてたなっていうことを、ずっとやってはるんですよ。」
と、さかのぼり過ぎるジュニアさん。(笑)「っていう機会を与えてくれたのはやっぱり、この世界に俺を誘ってくれたせいじを表彰しようと・・・」
最後に改めて、出川さんへ表彰の言葉。
【 勝手に表彰状 】
出川哲朗 殿あなたは わたくし千原ジュニアに 全くやり方のわからない熱湯風呂の
「フチは 滑るんだよ」という事を教えてくれ
そして 滞りなく収録が進んだことを 感謝しております。多大なる感謝に値する行動を取られました。
ここに栄誉を称え 表彰したいと思います。千原兄弟 千原ジュニア

その後、賞状をもらった出川さんのコメント。
手が滑るから気をつけろ、という言葉に感謝してるらしいと伝えられると・・・「正直ビックリしましたね。まさかジュニア君がやるとは思わなかったし、太一君ももちろん「熱湯風呂と言えば、ジュニアさんですよね?」って言った時に、「おいおいおい、俺じゃねえだろ。出川さんだろ!」って言うと思ってフッてたから。まさか僕もジュニアが熱湯風呂をやるなんて夢にも思ってなかったんで、逆にビックリしましたね。
一番ビックリしたのは収録終わった後にジュニアが「出川さん、熱湯風呂ってウケてるかどうかわからないんですね。俺、ウケてたんですかね?」って聞きにきたんですよ。あのジュニアが、僕に。嬉しかったですね。」
「別にそれ・・・(笑)感謝の気持ちとか言われると、超恥ずかしいんですけど。」「ジュニア、これからも一緒にどんどん体張っていきましょう。」
|TBS 毎週水曜 深夜 11時50分〜
|世界のみんなに聞いてみた
2月15日放送より
サッカーが強い国の人はみんなサッカーが上手いのか?検証が散々な結果で終わり、一番主張していたのに駄目だった外国人パネラーのオジエルが、日本のバラエティではお馴染みの罰ゲーム・・・熱湯風呂をやることに。
(以下、**は外国人パネラーの方。雰囲気を出すために言葉をカタカナで書きましたが、かなり流暢な日本語の方もいました。)
カメラも出川さんを映していた次の瞬間、国分さんのボケで突然名前を呼ばれたジュニアさんは、ただただ笑うしかない状態。まさかの展開に沸くスタジオ。国分 「熱湯風呂、これを今回は罰ゲームにしたいと思います。って言っても、オジエルもどうやって入っていいかが、そういうのがわからないと思うんですよ。で、こういうことをずっとやってきた・・・ジュニアさん!」
再生する方法を学ぶ
頭をかきむしるジュニアさん。外国人パネラーから、この番組で呼ばれてるらしい愛称「プーちゃん」コールが起こる。そして、ピンマイクを取りながら言う。出川 「ジュニアがいい!ジュニアがいい!マジで。ジュニア、たまには・・・」
ジュニア 「俺、一回もないんですよ。今まで。」
出川 「見たい。それ見たい。凄い見たい!」
** 「ジュニアサン、オネガイシマス。」
出川 「たまにはやろうか。」
心を決めたように服を脱ぎ始め、「お前のせいだぞ!」と言われたオジエルは申し訳なさそうな表情。ズボンに手をかけた所で、外国人パネラーからと口々に声が上がる。ジュニア 「どうやったらいいんすか?(笑)」
国分 「マジっすか!?マジでやります?」
ジュニア 「この世界に入ってから、一回もやったことないんですよ。」
出川 「マイク取ったんだから、ジュニアやれよ。(笑)」
国分 「やっぱそういうことですよね。」
しかし、ズボンを脱ぐとバッチリ赤パンツを履いている!Tシャツも脱ぎ、文字通りパンツ一丁の姿に。目を背けていた女性外国人パネラーも思わず笑う。** 「アカパンツ?」
** 「パンツ、アカイデショ?」
ジュニア 「赤くないよ。」
国分 「赤くないって。」
** 「アカクナイノ?」
あのジャイアント馬場さんをそのまま小さくしたような体型と赤パンツ姿で、アポーのマネをするジュニアさん。(笑)出川 「出た。馬場パンツ!(笑)」
頭をかきむしりながら階段へ向かっていく。出川 「これは凄いことなんだぞ!」
伊集院 「歴史的なの見てる、今。(笑)」
ジュニア 「なんなの、俺もう初めてだわ〜。」
興奮しながら立ち上がる出演者たち。階段を上がった所で、体をよじらせながら助けを求めて振り向く。国分 「いや、信じられない!ジュニアさんが・・・」
出川 「これは凄い映像だよ!」
伊集院 「今、テレビつけた人、ビックリしてると思うよ!ほんと?これ、ほんと!?」
震えるような仕草をしながら、出川さんの言葉を受けて風呂のフチに手をかける。「危ない!危ない!」と声が上がる。さらにフチの奥へと手を伸ばし、体が熱湯風呂の上へと近づいていく。ジュニア 「どうするんすか、出川さん。これ。どうしたらいいんですか?」
出川 「ジュニア、ジュニア、気をつけてね!滑るから!!」
ジュニア 「めっちゃ怖い!めっちゃ怖い!どうしたらいいんですか、これ。」
出川 「でも、滑るから気をつけてね!」
出川 「そうそうそう。ただ、滑るからね!!」
伊集院 「滑るから気をつけて!」
出川 「ジュニア、ジュニア、滑るからね。」
伊集院 「滑るよ!滑るよ!」
出川 「滑るから気をつけて。滑るから気をつけて。」

2人の畳み掛けるような声の後、手を滑らせて熱湯風呂に勢いよく落下!!!!
豪快な水しぶきが上がり、すぐさま飛び出て氷の入ったタライに顔から突っ込む。おそらく体を抑えようとして駆け寄った出川さんは、すぐに出た姿を見てサッと身を引いた様子。そして、その氷に刺さったような姿を覗きこんで・・・
氷に顔をつけたまま、カメラに向かって笑みを向けるジュニアさん。出川 「凄い。」
伊集院 「歴史が動いた!歴史が動いた!」あなたの男かもしれない
スタジオに響き渡る声。(笑) 申し訳なさそうなオジエル。国分 「わあ〜なんだろ〜!面白すぎる!!」
出川 「これは貴重だ。これは貴重。」
ジュニア 「オジエル〜〜〜!!!!」
水に濡れてペッタリした髪で、背中にバスタオルを巻きながら、カメラ目線で満面のコメント。スタジオから拍手が。国分 「どうですか?初熱湯風呂は?」
ジュニア 「あの・・・喜んで頂けましたでしょうか?」
無理やり固い握手をする出川さんに、深々と頭を下げるジュニアさん。出川 「良かった。ジュニア。」
** 「サスガ!」
出川 「ジュニア、『すべらない話』もいいけど、こういうのもやってこうよ!こういうのも。」
ジュニア 「あざ〜す。あざ〜す!」
そう言いながらも、手際よくズボンを脱いだ下にはバッチリ水着を履いている!国分 「でも出川さんもね、やっぱねえ。見本をね、オジエルちゃんと見ておくんだよ。」
出川 「見本っておかしいだろ!罰ゲームで見本ってよ!」
ひしゃくでお湯を入れる国分さん。その後、ジュニアさんが躊躇せず鍋のお湯を全部入れてしまう。国分 「履いてるじゃないですか。」
伊集院 「フルスタンバイだ。」
国分 「履いてるじゃないですか、もう。」「もうちょっと熱いの入れましょうよ、どうせだったら。」
そっとジュニアさんの元に寄って感謝の笑み。出川 「ジュニア〜〜!ジュニア〜〜〜!!・・・ありがとう ♥ 」
慣れた感じで階段を昇り、風呂の前でしゃがんで喋りながら・・・こっそりお湯に手を伸ばす。** 「シショウ!キヲツケテクダサイ!」
出川 「オーケー。わかった。」
国分 「滑りますからね。」
出川 「さっきジュニアがやった途端に、やっぱ滑ったから・・・」
さりげなくお湯の温度を確かめたことを指摘され、照れながら否定。(笑)国分 「ちょっと待って下さい、師匠。一回、調べましたね?(笑)」
出川 「調べるわけないでしょ。調べるわけないでしょ。」
ジュニア 「師匠、勉強になります。」
そして、まるで戦に行くサムライのような迫力でお決まりのセリフを・・・
それに呼応する外国人パネラーたち。その間にも慣れた手つきでフチをたどり、熱湯風呂の上へと進んでいく。外国人パネラーの一人が足早に駆け寄ってきて、すばやく出川さんの背後に回る・・・出川 「オイ!お前たち!!言っておくけど、絶対に押すなよ!!絶対に押すなよ!!頼むぞ〜!押したら大変なことになるからな。」
何度目かの「押すなよ」を待たずして思いっきり背中を押され、勢いよく熱湯風呂へと飛び込む!!!!出川 「絶対に、押すなよ!!絶対に・・・」
「ああ〜!!」と鈍い声を上げながらすぐさま風呂の前方に手をかけて飛び出し、頭からマットに落ちたかと思ったら・・・犬神家のスケキヨ状態で停止するという奇跡!!まさに神業!!スタジオは喝采にも似た爆笑に包まれる。
再び頭を下げるジュニアさんと出川さんが、熱湯風呂を経ての固い握手を交わす。伊集院 「天才だ。(笑)」
国分 「天才・・・(笑) 凄い!凄い!!」
伊集院 「熱湯の神様がいた!」
ジュニア 「師匠、勉強になります。」
出川 「やってこうよ、ジュニア!こういうのも。」
ジュニア 「あざ〜す!あざ〜す。」
ついに張本人のオジエルが呼ばれ、散々見せられたお手本に触発された様子で、すばやく服を脱ぐ。国分 「じゃあ、オジエルもいこう!」
まさかの赤パンツ被り!だが、こちらはちょっとオシャレな感じのボクサーパンツ型。ジュニアさんの馬場型パンツには誰も勝てまい。** 「アカ!アカ!」
伊集院 「赤い!」
** 「アカデショウブ!」
出川 「赤かい!」
国分 「被っちゃってる、パンツが。」
階段を上がった所で、オジエルが思い出したように言う。伊集院 「滑るよ!滑るよ!」
国分 「気をつけて!」
** 「キヲツケテ!」
伊集院 「滑るよ!」
国分 「今見てたでしょ。今見てたでしょ!」
学んでるオジエルに一同拍手。(笑)オジエル 「チョット・・・オスナヨ。ホントウニ、オスナヨ。」
伊集院 「学んでる。学んでるよ。」
妙な間での言い回しに一同爆笑。** 「ガンバレ、オジエル!ガンバレ〜。」
伊集院 「気をつけてよ。気をつけてよ。」
国分 「言わなきゃ!言わなきゃ!言わなきゃ、オジエル。」
** 「オスナ、オスナ。」
** 「オスナヨ。」
オジエル 「ダカラ、オー・ス・ナ!」「ジブンデハイルカラ。」
怒り口調でオジエルの元に行き、風呂の横側からいきなり背中を押す出川さん。おそらく前の2人よりも唐突なタイミングで、勢いよく熱湯風呂に突き落とされる!!!!出川 「オスナ、オスナじゃねえよ!ちゃんとみんな入ったんだから、入れよ!」
中で何とか立ち上がった所で、もう一人の外国人パネラーと出川さんが駆け寄り、押さえようとする。もがきながら「アツイッ!」と声を漏らし、マットの上に転げ落ちるオジエル。ひな壇から降りてきた別の外国人パネラーが、氷をかけてあげようとするが・・・
頭に氷を乗せたままスタジオを駆け回る!熱いからの寒いで体を抱え込んでる姿を気の毒に感じつつも、みんな思わず笑ってしまう。オジエル 「ツメター!!」
国分 「凄い回になりましたね。」
伊集院 「テレビつけた人はビックリすると思う。」
出川 「この3ショット。俺と、裸のジュニアと、オジエル。何の番組だか絶対わからないでしょ!(笑)」
国分 「凄い。ジュニアさんはねえ、熱湯のデビューで、熱湯の神がいて、外国人がやってるという。」

エンディング、熱湯風呂コンビは最高の笑顔だった。伊集院 「熱湯、国境越えたね。完全に越えたね。」
国分 「いや〜いい番組だ。」
個人的には、熱湯風呂に入るジュニアさん越しに、奥に出川さんと伊集院さんの姿が見えた時、何とも言えない巡り合わせに胸が熱くなりました。(単に自分が彼らのファンだからかも。)
ジュニアさんは思いがけない熱湯風呂デビューを果たし、出川さんは期待通りの神であり、国分さんはふとしたボケで歴史を動かし、伊集院さんは奇跡を目撃することとなった歴史の証人でした。
その時、お笑い史は動いた・・・・
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